抱えていた課題
女性が7割近くを占める職員が、子育てや介護をしながら働き続けることができる環境づくりが重要でした。また、施設の移転に伴う看護師などの人材確保も課題でした。
取組とその成果
国に先駆け、就業継続の諸制度を整備
昭和32年に肢体不自由児施設として開園した、ゆうかり学園。施設における幅広い障害者福祉サービスを手がける。昭和56年にいち早く事業所内託児所を設置し、職員の仕事と家庭の両立を支援してきた。さらに、法律施行前から育児休業制度を導入するなど、国に先駆けた就業継続の制度を整備している。また、介護休業の取得経験者も多い。
代替要員の確保により、職員は安心して育児休業に入れる。また、平成元年に半日単位の有休取得、平成17年に時間単位の有休取得を制度化し、働きながら学校行事参加や子どもの通院付き添いなどができるようにしている。
これからも様々な両立支援策に取り組み、職員が子育てや介護と仕事を両立できる環境整備を進めていく。
代替要員の確保により、職員は安心して育児休業に入れる。また、平成元年に半日単位の有休取得、平成17年に時間単位の有休取得を制度化し、働きながら学校行事参加や子どもの通院付き添いなどができるようにしている。
これからも様々な両立支援策に取り組み、職員が子育てや介護と仕事を両立できる環境整備を進めていく。
一般事業主行動計画の策定にも取り組む
事業所内託児所は、市内中心部から郊外に移転した際に、保育所や保育料負担の問題で退職する看護師が多く、それが契機となった。1歳から、3歳になった年度末までの子どもを対象とし、保育料も抑え、職員の就業継続を後押しした。
現在はこの託児所出身の職員もおり、親子で働きやすい職場という好循環が、今後も期待される。
また、助成制度などの様々な情報をもとに、多数を占める女性職員はもちろん、男性も働きやすい職場をつくることを念頭に置き、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画の策定にも取り組んだ。女性の活躍推進は社会全体の動きではあるが、女性が多い職場として、様々な環境整備に取り組んできた経緯からも、当然策定すべきと考え、積極的に対応した。
現在はこの託児所出身の職員もおり、親子で働きやすい職場という好循環が、今後も期待される。
また、助成制度などの様々な情報をもとに、多数を占める女性職員はもちろん、男性も働きやすい職場をつくることを念頭に置き、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画の策定にも取り組んだ。女性の活躍推進は社会全体の動きではあるが、女性が多い職場として、様々な環境整備に取り組んできた経緯からも、当然策定すべきと考え、積極的に対応した。
トップの思いを伺いました
「福祉の原点は心である。仕事はどれだけしたかより、どんな心でしたかが大切である。」を基本理念とし、チームワーク、責任感、行動力のある人材を育成し、利用者の処遇向上に努めています。職員のための制度をただ整備するのみでなく、それをどれだけ職場で理解して活用し、職員の働き方を支援できるかが重要と考えています。