抱えていた課題

女性の応募者を募る中で、特に技術職の採用が課題です。今後力を入れていきたい業務では女性の力が必要であり、採用のためには会社のPR方法を見直す必要がありました。

取組とその成果

女性技術職の採用を目指して
柿原組の社長と社員の集合写真です。
 創業から110年以上、公共・民間施設の建設に携わる柿原組。技術職の採用が近年の課題である。会社の中でもリフォーム部の業務は、今後重視したい分野だが、女性の視点での提案が主婦層などの顧客にも高く評価されるため、女性技術職を採用したい思いが強い。
 そこで、平成29年度から、会社のPR方法を検討し、パンフレットの内容を、実績中心に、わかりやすく関心を引くものへと変えた。また、採用にあたり、筆記試験から人物を見る面接試験を重要視することとした。さらに、九州管内の建築科のある学校などへも訪問し、積極的にPRしている。
 今後も、特に女性技術職を採用できるよう、会社のPRに力を入れていきたい。
 
管理職育成と一般事業主行動計画
 現在、ベテランの女性正社員(事務職)を対象に、仕事と家庭の両立などについてのヒアリングや、研修を行っている。介護の問題などきめ細かく状況を聞き、外部の研修へ派遣し、いずれ管理職に登用したいと考えている。今後、女性技術職を採用し、リフォーム部を経験させるなどして育成するとともに、就業継続も支援し、キャリアアップにつなげていく。
 企業のイメージアップと女性採用へのアピールのため、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定した。計画では、人物重視の採用へのシフトと、話し合いで社員同士がフォローできる職場づくりを大切にしている。また、子どもの成長に応じて非正規社員から正社員へ転換する方法の確立も、目指している。
 

トップの思いを伺いました

柿原組社長の写真です。
 弊社は、人材(人財)育成と技術力の向上を企業方針としており、女性の活躍は欠かせません。今後、女性活躍に取り組んでいくうえで、育児・介護の問題を考え、優秀な人材を定着させ、男女がともに働きやすい職場とするため、職場環境の改善を図っていきます。それが企業のイメージアップに繋がり、女性の活躍が推進されて、社内の人づくりもできると思っています。

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