抱えていた課題

ベンチャー企業は一人の従業員のポテンシャルが業績を左右します。知名度や安定感では大手企業に太刀打ちできない中で、いかに有能な人材を確保するかを考えていました。

取組とその成果

本音の会社説明が学生の心を動かす
 企業専門インターネットTV局『カウテレビジョン』の採用における強みは、学生との距離の近さである。その理由は2つ。インターンシップの学生の積極的な受け入れと、独自の採用方法である。
 創業時からインターンシップの学生を受け入れており、独自のプログラムを実施。インターンシップは、就職活動の一
環でなく職業選択の幅を広げる機会にしてほしいという考えのもと採用活動とは区別しているが、インターンシップを通じて同社を知り、就職先として選んだ学生もいる。また、採用では現場従業員とのコミュニケーションを密にし、会社の長所だけでなく課題も隠さず開示する。裏表のない風土や成長できるフィールドに価値を感じる学生の心を掴み、求める人材の確保に成功している。
個性を尊重しフレキシブルに配置
職場風景
 ベンチャー企業は変化への強さを求められる。従業員は、入社当初はOJTで学びながら、現場での専門技術を身に付け、営業や企画を経験する。その中で、本人の技量を見極め、初めに配置した仕事からフレキシブルに再配置を行っている。この再配置により可能性を発揮し、中核従業員に成長するケースも生まれている。また、子育て中の従業員に子連れ出勤を認めたり、一度退職した女性従業員を在宅勤務が可能な仕事で再雇用したりするなど、一人ひとりの能力を活かす人材配置により、従業員はやりがいを持って働いている。このような配置により、「カウファミリー」と呼ばれる、家族のような一体感を感じる社風がつくられ、チーム力で事業を成長へと導いている。

トップの思いを伺いました

代表取締役社長 髙橋 康徳氏
採用は会社と応募者のお見合いなので、面接の際には人として対等に向き合い、胸襟をぐっと開いて、お互いの気持ちや現状、希望や夢を語り合います。やりがいを求めて入社してくれる人材なら、性別はまったく関係ありません。現場で働く楽しさややりがいを感じてもらうことが、男女ともに応募者が集まる近道ではないかと考えています。

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