派遣した専門家

社会保険労務士 橋口 綾
社会保険労務士橋口綾の写真

抱えていた課題、派遣の経緯

 現在は28名の女性社員が在籍していますが、6年前は4名しかおらず、このままでは弊社の先行きは厳しくなると考えていました。また、一般的に機械系製造業は男性の職場と考えられていますが、モノを作るまでの過程では各部署の連携が必要であり、全社員が一丸となって取り組むためには、女性の活躍は必須との思いもありました。
女性社員の集合写真
今後もIT化、DX化が進んでいく中で、女性を含む様々な人材の活躍なしでは企業の成長はないと考えていましたので、社内の環境を整える一環として、専門家派遣を申し込みました。

派遣した専門家による支援内容と解決への取組み

取組① 講演(研修)会の実施
令和5年8月に専門家派遣を活用し、所属先上長に対して女性活躍を理解する為の講演(研修)会を実施しました。
社会保険労務士による研修風景
講演(研修)のテーマを「女性活躍の第一歩~ 管理職の関わり方 ~」とし、「1.いま女性活躍推進になぜ取り組むのか」「2.女性活躍推進法の概要(一般事業主行動計画の策定について)」「3.女性社員を活かすカギは管理職」について理解を深めることができました。男性管理職全員に受けさせたいという強い思いもある中での実施となり、参加した管理職にとって非常に有意義な研修となりました。
その他に、キャリアアップ制度の一環として「働く女性のキャリア形成/講演会」なども独自に実施しています。
取組② 女性活躍推進センターの開設と働きやすい仕組作り
女性社員が気軽に意見を交換したり、相談したりできる環境を作るため、令和5年4月に自社内に女性活躍推進センター開設をしました。4月にセンターを開設するに当たり、昨年度の専門家派遣で、センター開設に向けた相談をし、様々なアドバイスをいただきました。
社員のミーティング風景
少しずつではありますが、女性活躍推進センターが社員へ浸透し、現在では様々な相談が寄せられるようになりました。また、女性活躍推進センターが中心となり以下の制度の導入に向けて取組を進めています。
・在宅勤務制度
・生理休暇制度
・子育て支援制度
・ベビーシッター制度
・ペアワーク(1歳6ヶ月未満の子供と一緒に出勤)制度

その他、以下の制度を導入し、働きやすい社内環境を整える取組を進めています。
・1か月の残業時間を20時間以下とする改革
・毎週水曜日は定時退社

支援を受けた会社の声(トップの思い)

私達は人材を人財(宝)と呼んでいます。人は材料ではなく、宝であると私は考えているからです。私はこの自らが持っている宝を磨く事で、自分も会社も「成長」すると考えています。今後は女性活躍こそが、日本のビジネスが成長するカギになると考えています。
私達の会社もその一助を担うよう努力を続ける所存です。(代表取締役社長 東谷卓哉氏)
代表取締役社長の写真

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