女性活躍・D&I推進に向けた社会のマインドチェンジ促進事業

女性活躍・D&I推進に向けた社会のマインドチェンジ促進事業

 県では、県内企業における女性活躍・D&Iを推進するため、企業経営者の皆さんが、これまでの意識や考え方を転換する“マインドチェンジ”のきっかけをつくろうと、これからの社会を担う若者(大学生)で構成するプロジェクトチームを立ち上げ、若者の意識や視点を生かした効果的な発信について検討してきました。
 約7か月間のプロジェクト活動の成果をご紹介しますので、女性活躍・D&I推進の参考として、ぜひご活用ください。

【内容】
 ・経営者に向けた「若者からのメッセージ動画」
 ・学生目線での県内企業の取組紹介動画
 ・企業におけるアンコンシャス・バイアスチェックリスト
 ・女性活躍・D&I推進に関する意識調査(若者・経営者)

【プロジェクトチーム構成メンバー】
 県内4大学(北九州市立大学、九州産業大学、久留米大学、福岡女子大学)の学生10名(男性3名、女性7名)
 [アドバイザー]山下 永子 教授(九州産業大学 地域共創学部)
 [ファシリテーター]松下 由依 氏(フリーアナウンサー)

 
企業経営者に向けた「若者からのメッセージ動画」
 プロジェクト活動の中で実施した意識調査や企業取材で得られた学びや気づき、彼らの感覚や視点をふんだんに盛り込んだメッセージ動画を制作しました。
 動画では、「今の学生は会社のどこを見てる?」「理想の社会人生活とは?」「働きやすい・働きがいのある職場とは?」をテーマに、学生が本音トークを展開します。最後には経営者へのメッセージも!ぜひご覧ください。
学生目線で 女性活躍・D&Iについて聞いてみた!「企業の取組紹介動画」
 プロジェクトメンバーが女性活躍・D&Iに取り組む県内企業を訪問し、取組を始めたきっかけや、取組による成果などについて取材しました!
 経営者の考えや取組事例についても紹介していますので、女性活躍・D&I経営を実践する上での参考資料として、ぜひご活用ください。

【取材先企業】
 ・株式会社タカギ(北九州市小倉北区)
 ・株式会社ピエトロ(福岡市中央区)
 ・株式会社丸信(久留米市)
企業におけるアンコンシャス・バイアスをチェックしよう!
 企業で起こりがちな5つの場面(採用・配置・育成・評価・登用)を想定したアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に関するチェックリストを作成しました!バイアスにより起こりうるリスク、それを防ぐための提案もご紹介しています。
 リンク先のアンコンシャス・バイアスのページに掲載していますので、個人の自己チェック用、あるいは社内研修の資料として、ぜひご活用ください。
 
女性活躍・D&Iに関する意識調査結果について
 若者が企業に求める職場環境、企業経営者等の女性活躍・D&Iに対する意識などについて調査しました。
 調査対象(回答数):学生(106名)、企業(53社)
 ※学生向け・経営者向けの比較版については後日公開予定
プロジェクトチーム会議開催状況
【第1回】令和6年8月28日(水)
 ・メンバー紹介
 ・事業趣旨及び年間スケジュールの確認
 ・講話「日本における女性活躍・D&I推進 ~背景と課題を中心に~」
  九州産業大学 地域共創学部地域づくり学科 山下永子教授
 ・意識調査・企業取材に関する概要説明 等
 〇第1回会議では、事務局から事業の趣旨やスケジュールを説明した後、参加者の認識合わせを行うために、日本における「女性活躍
  推進」の現状や、世界の潮流、先進企業の取組、ジェンダー不平等解消のためのポイント等について、九州産業大学の山下永子教授
  からレクチャーがありました。その後、3つのチームに分かれて、意識調査の設問に関する検討を行いました。

【第2回】令和6年9月25日(水)
 ・意識調査設問の検討
 ・意識調査実施方法の確認
 ・チームリーダー決め
 ・取材先企業の検討 等
 〇第2回会議では、第1回の会議後に各チームに分かれて考えた意識調査の設問について意見交換を行った後、各チームのリーダー決
  めを行い、各チームで取材したい企業についての協議を行いました。

【第3回】令和6年10月29日(火)
 ・意識調査結果の分析
 ・取材先企業の決定報告及びメインリポーター決め
 ・取材内容の検討及び取材動画の構成説明 等
 〇第3回会議では、10月10日(木)に調査を開始した学生向け意識調査の途中結果分析を行いました。その後、事前に内諾いただい
  た取材先3企業について報告し、チームごとに取材時の質問事項等の検討を行いました。

【第4回】令和6年11月27日(水)
 ・企業取材の進捗状況確認
 ・意識調査結果の分析
 ・若者からのメッセージ動画の構成検討 等
 〇第4回会議では、既に取材を終えたBチームとCチームから、取材を翌週に控えたAチームに対して、情報共有や取材時のアドバイ
  ス等を行いました。その後、企業向けの意識調査途中結果の分析と、令和7年2月に収録予定の「若者からのメッセージ動画」の構成
  について検討を行いました。

 
取材の様子(株式会社タカギ)
取材の様子(株式会社ピエトロ)
取材の様子(株式会社丸信)
【第5回】令和6年12月18日(水)
 ・企業取材動画ラフカット確認
 ・若者からのメッセージ動画収録に向けたブレインストーミング
 〇第5回会議では、11月下旬~12月上旬に実施した企業取材動画のラフカット(流れや構成を大まかに編集した状態)の視聴会を
  行いました。その後、令和7年2月に収録予定の「若者からのメッセージ動画」の制作に向けて、山下教授ご指導のもと、ブレイン
  ストーミングを行いました。
ブレインストーミングの様子
【第6回】令和7年2月6日(木)
 ・若者からのメッセージ動画収録
 〇第6回では、「若者からのメッセージ動画」の収録を行いました。何台ものカメラに囲まれ、最初は緊張していた学生たちですが、
  松下アナウンサーのサポートもあり、収録が進むにつれて緊張も解け、たくさんの意見を発信することができました。

 
収録の様子
【第7回】令和7年3月10日(月)
 ・制作動画試写会
 ・事業の振り返り
 〇最後のプロジェクトチーム会議となる第7回では、「企業の取組取材動画」と「若者からのメッセージ動画」の試写会を
  行いました。
  約7か月間のプロジェクトで学んだことや成長できたことを、これからの学生生活や社会人生活に生かしていただければ
  と思います。
プロジェクトチームメンバー集合写真

 

 

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