抱えていた課題

 女性の就業を支援する会社である以上、女性が働きやすい会社にしたい、という思いがありました。キャリア意識形成、仕事と家庭の両立を積極的に支援していこうと考えました。

取組とその成果

女性管理職の積極的登用
キャリアリードの職場風景
 創業以来、女性の就業や自立支援を行っているキャリア・リード。性別を問わず個々の能力を発揮できる職場環境を整え、女性管理職は75%である。意欲がある社員に計画的に研修を受講させるなど、女性のキャリア意識形成と能力開発の支援を行ってきた。また、業績だけでなく日頃の行動等に基づく評価制度で、男女の区別なく人物像を見極め、これらをもとに、積極的に女性を管理職に登用している。
 女性管理職は30~40歳代の子育て世代で、様々な時間の制約がある管理職が職場にいることで他の社員の目標となり、個々の能力向上につながっていく好循環がある。今後も男女の区別なく社員を評価し、多様な視点による企業経営により、業績向上につなげたい。
 
多様な働き方を認め合える職場づくり
 柔軟な勤務制度を導入し、社員の多様な働き方を認め合う職場風土をつくっている。日ごろからコミュニケーションを密にし、社員の協力体制があるため、子どもの病気などによる突然の休暇が発生しても対応できる。また、子どもの状況に応じて勤務時間も調整できるほか、子育てが一段落したらパートから正社員へ転換できる制度も導入し、これまでに10人ほどが利用している。そのほか、月に5回まで勤務時間内に医療機関へ通院できる制度、月に1回美容室に行ける制度も整備している。
 子育て中の女性が多い職場だが、柔軟な働き方と周囲の協力で職場全体が活性化し、生産性も向上しており、現在、ほとんど残業はなくなっている。仕事と家庭の両立とキャリア意識形成が、就業継続と管理職への登用へつながっている。
 

トップの思いを伺いました

キャリア・リード社長画像
 弊社は創業時から男女格差はなく、女性も意思決定に参画しやりがいを持ってのびのびと活躍できる会社です。子育て中の女性社員は、本人の工夫に加え社内の協力体制ができ、原則として残業はありません。働き続けキャリアを積めば、能力や価値観が向上し管理職への登用につながります。今後も、働きやすい環境をつくりながら、会社としても業績を上げていきます。
 

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