抱えていた課題
プログラマ職は常に人材不足の状態。一方で、子育て中の女性で、充分な経験とスキルを持つ人は多く、その力を活かしたいと考えていました。
取組とその成果
テレワークで女性技術者が活躍
IT企業『エニセンス』では、プログラマ職に子育て中の女性をパートタイムで配置している。ITという業界に「長時間労働」のイメージを持つ人も少なくないが、創業時よりテレワークを取り入れており、子どもの病気など急な遅刻や早退にも対応できる柔軟な勤務時間を可能にしている。
また、就業時間内に社内勉強会など情報共有の場を設け、新たな技術やノウハウなどを互いに学びあえる仕組みを作っており、時間に制約のある中でも効率よくスキルアップが可能となっている。
男性ばかりだった職種に女性を配置したことで、アプリ開発に女性の視点が加わり、新たな可能性が広がっている。
また、就業時間内に社内勉強会など情報共有の場を設け、新たな技術やノウハウなどを互いに学びあえる仕組みを作っており、時間に制約のある中でも効率よくスキルアップが可能となっている。
男性ばかりだった職種に女性を配置したことで、アプリ開発に女性の視点が加わり、新たな可能性が広がっている。
気軽に相談できる環境を整える
同社は、風通しのよい職場づくりのため「課題の吸い上げ」にも注力している。その1つはWEBツールを活用した雑談ありの日報だ。義務ではなくフランクに悩みや考えを書き、社長は必ず全員の日報に返信やリアクションをする。また、週1度開かれる「あした会議」では、各チームから交代でメンバーが選ばれ、福利厚生をはじめ社内制度やオフィス環境などの改善点について話し合う。さらに、仕事柄オンラインでのコミュニケーションに偏りがちになるため、週1度全従業員が一緒にランチをとる「エニランチ」で社外の人も招き交流も図っている。
これらの取組により、パートタイムの従業員を含めて全員が気軽に発言ができるようになり、一人ひとりの視点や意見が組織運営に活かされている。
これらの取組により、パートタイムの従業員を含めて全員が気軽に発言ができるようになり、一人ひとりの視点や意見が組織運営に活かされている。
トップの思いを伺いました
世界で通用する多様性を求め、「個性のミカタ」であることを企業理念とした弊社は、違いを理解し合うための社内のコミュニケーションを重視してきました。若い従業員の多い職場に子育て中の女性がいることで社内のコミュニケーションや雰囲気の改善に役立っています。主婦でスキルや経験が豊富な人は多いですし、時間管理も上手だという印象を受けます。