抱えていた課題

職業柄、男性が多く仕事も大変というイメージを持たれがちな中で、女性にとっても働きやすい環境であることをPRし、人材確保につなげたいと考えていました。

取組とその成果

女性社員との対話を重視
 システム開発やホームページ制作などを手がけるグローバルワークス。社員はエンジニアを中心に平均32歳前後で、IT業界の中では比較的女性が多い。それでも職業柄、長時間労働のイメージを持たれてしまい、会社としては採用が大きな課題だった。
 そのような中、飲食の繁盛店にヒントを得て、女性が集まる場には人が集まることに気づき、残業の抑制や、有給休暇取得促進など、女性が働きやすい環境づくりに社長自ら率先して取り組んでいる。
 また、全社で徹底して、女性社員との会話の機会を増やし、意見をまめに聞いている。四半期に一度の面談で、特に女性社員の性格や仕事ぶりなどを細かく把握している。会社初の産休・育休を取得する女性社員へのフォローや、女性リーダー(管理職)の育成も、きめ細かく対話しながら取り組む。
作業風景
採用面接で働きやすさをPR
 採用においては、ホームページで働きやすさを前面に出したり、女性社員の声などを掲載したりするなど、女性を意識した情報により結果的に男性も応募してくれるよう努めている。採用面談では女性リーダーが現場の状況を説明するなど、女性社員が関わっている。
 また、会社の採用ニーズの発生と、女性活躍推進法の施行で時期が重なり、円滑に一般事業主行動計画が策定できた。女性の活躍に関しては、トップが重視していることを内外に示すことも重要である。
 長時間労働のイメージが強い業界だが、残業を抑える取組や、女性従業員の多い点が「女性が働きやすい職場」という印象につながっているようで、女性の割合が上昇することでさらに女性の応募が増える好循環ができている。

トップの思いを伺いました

代表取締役 谷川 将氏
代表取締役 谷川 将氏
我々のような、新しく、規模が小さい会社では、人材確保のために、採用面でも特色を何らか出していく必要があります。女性が働きやすい会社は、男性も働きやすい会社です。女性社員と対話に努め、働きやすい環境を維持するとともに、そのことをトップとして常に考え、うまくPRできているのが、女性の採用増につながっていると思います。

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