抱えていた課題

会社説明会で、女性が働くイメージを十分には伝えきれていませんでした。弊社の情報をしっかり伝え、優秀な人材を確保することが課題でした。

取組とその成果

西部ガスエネルギー株式会社
きめ細かい会社説明で、人材を確保
 LPガスの供給やガス機器の販売などのサービスを行う西部ガスエネルギー。これまで、会社説明会の回数が少なかったため、特に女子学生に十分なPRができず、女性の採用が少なかった。会社の情報を詳しく伝えて採用活動に取り組む必要があった。
 今年度に入り、来年4月採用の候補となる学生向け説明会の回数を増やし、合計10回開催した。説明会では、イメージを描きやすいよう、お客さまへの商品説明や機器の点検といった業務の流れ、他の企業とのやり取りの内容など、具体的に説明している。また、最長3年間の育児休業制度や、休業後の復職率が100%である点なども伝えている。女子学生の関心は高い。
 多くの学生に会社について知ってもらうことで、エントリー数の増加、人材確保に繋げている。
働きやすい環境をつくる
 子どもとしっかり向き合うため退職する社員向けに「カムバック制度」を整備し、子育てが落ち着いたら優先的に声かけして復帰してもらえるようにしている。休業時にも、社員間でのフォロー体制も整えている。若手からベテランまで意見が言いやすく風通しのよい職場であり、社員が働きやすい環境ができているため、男女とも、中途で退職する社員はほとんどいない。
 さらに働きやすい環境をつくりたい、という思いから、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定し、ワーク・ライフ・バランスの重視、女性社員採用の増加を主な目標に掲げた。また、就業管理システムの導入により、管理職による残業時間の管理や有休の取得促進を図るとともに、短時間フレックスタイムも導入し、子育てと仕事の両立を促進している。今後は、さらに働きやすさを向上させていきたい。

トップの思いを伺いました

代表取締役社長 平島 孝三郎氏
当社には育児、出産を理由とした退職者を社員として再び採用する「カムバック制度」という誇れる制度があります。また育児休業中の要員フォローや、事業所毎の「ノー残業デー」設定などにより、ワーク・ライフ・バランスの定着を図っています。ガス事業には様々な仕事があり、女性の視点もぜひ活かしてほしいと考えています。そのために、今後もさらに、人材確保と働きやすい環境づくりに取り組んでいきます。

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