抱えていた課題

 規模の小さい会社ですが、事業内容が研究から販売へシフトしたこともあり、将来を見据え、採用や人材育成など、女性の活躍推進が重要と考えました。

取組とその成果

一般事業主行動計画を策定
ラムロック 職場風景
 株式会社ラムロックは、不審行動の監視システム「ドーベルマン」などの開発を手がけており、従業員14名(うち女性4名)と小規模であるが、女性の活躍に力を入れている。研究中心の企業活動だったが、事業を拡大していく中で、一昨年ごろから販売にも力を入れることとし、オペレーターや広報など、女性の採用に取り組み始めた。
 また、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定し、若い社員の人材育成にも積極的に取り組むこととした。行動計画を人材育成に対する会社の意思表示と位置付け、女性社員の教育を前面に打ち出している。
 
女性の採用・育成
 ラムロックでは、女性用トイレの整備など、女性が働きやすい職場にするハード対応から始め、次に女性の採用に力を入れることとした。平成29年から新人を採用しており、平成30年にも新卒女性を採用予定である。さらに、行動計画に基づき、県男女共同参画センターあすばるの「企業内研修への講師派遣事業」を活用し、低コストで質の高いセミナーを開催するなど、人材育成へ動き始めた。外部の研修も積極的に受講させることとしている。
 これらの取組は、自身が仕事と育児の両立を経験している女性の総務部長を中心に進めてきた。時間制約があっても、自分の意見を主張し役割を果たせる社員に育ってほしいと期待している。
 今後も女性の採用と育成に積極的に取り組んでいく。女性の活躍には組織づくりが重要と考え、県の子育て応援宣言企業に登録し、女性の就業継続のための短時間勤務について制度化、利用を見込んでいる。些細なことでも社員に配慮し、働きやすい職場づくりを目指したいと考えている。
 

トップの思い

ラムロック 社長写真
 会社の事業内容のシフトにより、将来を見越して、女性の採用や育成に力を入れています。女性の活躍はトップの意識が重要と考え、一般事業主行動計画を策定しました。採用3年後には女性社員を何らかの役職に登用し、次の新人を育てる立場にも立ってほしいと考えています。その結果、社員全員が働きがいを感じられる会社にしていきたいと思います。

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