抱えていた課題

 子育て中の女性従業員が多いため 、学校の行事や子どもの病院等による急な休みにも対応できる職場体制を整える必要がありました。また、業務がただの作業にならないように 、仕事に対してやりがいを持つことが大切だと考えました。

取組とその成果

作業計画を細かい期間で策定し 、働きやすい職場を実現
 久留米市でリーフレタスを中心に、トップクラスの経営規模で農業を営む宇佐川農園。
 創業当時、休む暇なく作業に追われる日々が続き、作業担当者が急な休みをとると、作業がストップすることがあった。 そこで、作業計画を1週間単位や1日単位で組み、仕事ではなく人に合わせる工夫をした結果、作業担当者の急な休みにも従業員同士でカバーしながら作業を進めることができるようになった。
定期的なミーティングの実施
 農園での仕事は、時間に追われ、体力を要するものも多い。作業内容や成果を見直す暇なく、ただ作業に追われるだけでは、仕事に対するモチベーションも上がらない 。そのため 、週に1回全体ミーティングを実施している。ミーティングでは、作業の段取りや休暇の予定を共有するほか、今行っている作業は何のために 、誰のためにしているのかといった農園の方針を伝えることを大事にしている。会社全体が一丸となって、同じ目標に向かって取り組むことで 、従業員が「自分も経営に参画している」という意識を持つようになり、仕事に対するやりがいに繋がる。
 また、最近では、若い従業員からの意見をもとに SNS を利用した販売に力を入れている。SNS 上での商品のPRや、販売時間の事前案内を行うようになり、地元のお客様からも利用しやすいといった声を多くもらうようになった。

トップの思いを伺いました

 宇佐川農園では、1人1人が仕事にやりがいを持つことを大事にし、みんなが計画的に作業を行うことで、人にも環境にも優しい野菜作りを目指しています。その思いを沢山の方に届けたいと思っています。

一覧へ戻る